吸収するための「渇き」

連日の猛暑により完全にバテバテの小林です。が、

ちゃんと仕事はサボらす、本日無事に、T-FOOTとRIPPOの商標登録が完了しました。

連日のオリンピック観戦を楽しんで、引き続き、暑い夏を乗り切ろうと思っています。

五輪カラーのRIPPO(リッポ)

と、そんなことは置いといて、先月、川村コーチと話をしていて出てきたワード「渇き」

スポーツの低年齢化により、ゴールデンエイジなどの言葉と共に、この年齢までにこれが出来ないといけない、これをしておいた方が良い、など様々な情報に溢れており、親御さんのサポートも手厚く、競技場の環境も整い、競技スポーツにおいて、昔と比べてすごく恵まれた環境だなあと思います。

一方で、プレイヤーをスポンジに例えるなら、水を沢山与えられ、もう新しい水を吸収できないほどジョボジョボになっている場合もあるのかもしれないなあと。

乾いたスポンジに水をかけると一瞬で吸収するように、プレイヤーの「渇き」をどう作るのか、渇きすぎて枯れてしまわないように、絶妙なタイミングで良質な水を与えられるか。

野菜作りにも言えることかもしれませんが、水を与えるタイミングは非常に難しい。

科学や教科書通りにいかないのが育成であり、なかなか上手く行かないから面白い。

一本歯下駄やリッポも同じで、何かに一生懸命で「渇いた人」ほど、ずっと使ってくれるような気がします。

履けば何でも解決するみたいな特効薬のように考えている方は、2,3日すると押し入れの奥に行ってしまうかもしれない。

恵まれた道具や指導や環境に囲まれていても、当事者本人に「渇き」がないと何も意味が無いのかもしれないと思った、今月最初の月曜日でした。

以上、TFOOT小林でした。