一本歯下駄の歴史

一本歯下駄は、古くは中国から伝わってきたといわれており、日本でも1000年以上の歴史があります。山伏や僧侶などが山で修行を行う際に履いていたとされ、それは山の傾斜を上り下りする際に大変便利であったためだと考えられています。

また、散楽(さんがく)や田楽(でんがく)などの伝統芸能で曲技的な履き物として一本歯下駄が使用されていたという文献や、祭礼の場などで一本歯下駄を履き、先頭を練り歩く姿が描かれている絵巻などが残っています。

そして、一本歯下駄は“天狗下駄”と呼ばれるように、天狗が履いているイメージを持つ方も多いかと思います。不安定な下駄を履きこなすことで、身体能力の高さを表現する、そのような目的のために伝統芸能で使われていたと想像することも出来ます。

現代の一本歯下駄の役割

このように長い歴史がある神秘的な履き物「一本歯下駄」が、最近ではプロスポーツ選手のトレーニングや、室内で一本歯下駄を履きながら家事などをする“ながらトレーニング”、そして、幼稚園における幼児の身体能力向上など、様々なシーンで使われ始めています。

私達の友人に一本歯下駄を履いてもらうと、なぜか大人も子供もみんな笑顔になります。不安定な履き物をうまく履けたという喜び、いつもの歩き方と違う非日常感、目線が高くなることで見渡せる新しい景色など、笑顔になる理由は色々あるでしょう。1000年以上も前から続く一本歯下駄の役割が、私達のティーフットを通して沢山生まれ、皆様に喜んで頂ければ幸いです。