あざいお市マラソンレポート(副題・感謝を忘れない)

ランニングが心地よい秋の季節になり、マラソンの本格シーズン到来と共に、毎週木曜日開催のTAC長浜ラン練習会のメンバーの方々からも、続々とフルマラソンやウルトラマラソン(100km)の報告が。

ハーフもフルも未経験な私・小林としては、まず今年はハーフに挑戦しようと決めていましたので、初めてのハーフは、TAC長浜のホームグラウンドでもあり、旧浅井町の時に父親が発起人となり生み出された「お市マラソン」しかないと、7月にエントリーをして準備をしてきました。

準備といっても、毎週のラン練習会と、10kmジョグや帰宅ラン(15km)を入れながら月間150kmほどなんですが、、苦笑

なので、練習でも21kmは走った事がなく、このハーフの距離はまったくの未経験のままレースに挑みました。とりあえず完走は間違いないとして2時間切り(サブ2時間)を目標に挑み、ということはキロ5分40秒ペースか、、、なかなかやな、、、と若干心配になりながら。

そして当日、まずはいつものラン練習会の皆様とパシャリ。

足の故障でDNS(棄権)予定だった川村コーチですが、ここ1週間の驚異的な回復(この革命的発見はまだ内緒です笑)により、急きょ、私のペーサーをしてくれることに!!

その川村コーチ。前日は米原の曳山祭りにお手伝い&飲み会からのシメに天下一品でラーメンを食べて不摂生極まりないコンディションで当日朝に「やっぱり走りますわ!」と決断するという、いわば酒抜きラン(笑)

そんな不摂生コーチと準備をしながら、いよいよスタート。

BTT(Biwako Time Trial)代表の大辻さん(ゼッケン1番・結果も優勝)ともパシャリ。後ろにはトライアスリート西田さんがちゃっかり写っているじゃないですか(笑)

他にも一本歯下駄ユーザーの坂本さん(ガチランのクロロさん)や永田さん(Succeed代表)など先頭集団のピリピリムードを抜け、ゼッケン4番を付けた不摂生コーチと共に後方へ。いやいや、4番がなんでこんな位置にいるんや、という周囲の目線を受けながらもスタートを待つ。

川村コーチ「小林さん、ペースどれくらいでいきます?」

小林「まあ5分20秒~30秒くらいじゃないですか」

川村コーチ「OKです!」

と相談してから、いざスタート!!

走ってる写真をこんなに撮ってもらえる機会もないため、最初からウキウキの私・小林。

今日の相棒に選んだアンダーアーマー「ホバーマキナ3」もいつも通りでイイ感じ。一週間前にアシックスのマジックスピード2を購入するも、いきなりレースで履くにはリスクが大きいと判断。

順調なペースだが、ここである事を思い出す。「あ、やべ、乳首ガード忘れた・・・」

それを川村コーチに言うと、「その白Tシャツを赤色で染めましょう!」って返しがw

そんなどうでもいい会話を楽しみながら順調に進みます。

7km地点。前に見えていたウサギちゃんをロックオンし追い抜く。

10km地点。わが故郷・野瀬を通り抜け。

わが母校前で水分補給。全部のエイドステーションで水分補給していて、これで3回目。1回目と2回目で飲み方がわからず「グェホッ!グェホッ!!!」とムセまくっていたため、川村コーチが「まず口に含んでからゆっくり飲むんですよ!」と教えてくれたので、この3回目から上手くなってきた。

16km地点。15km以上の経験が無いため使った事のない身体の細胞が目覚めだす。

自分の中のリトル小林が、「やめろ~~やめろ~~~やめろ小林~~~!!」と半沢直樹の箕部幹事長のように言ってくる。(TBSさん、お借りしました)

川村コーチが、「70分からは身体が変わってくる時間帯なんですよ。なので、普段からトレーニングも60分ではなく70分を目安にすると良いですよ」と。とりあえず明日からの事は考える余裕がないため、今に集中する(笑)

ここで見かけた阪神ユニフォームのランナーの足元が気になる気になる。川村コーチとその話題でなんとか退屈な農道を通り抜ける。

そして最後のエイドステーション。これが無かったらやばかった。

最後の登坂を終えて、19km地点くらいかな。「練習ならここで止めてるかも!」って言ったら、川村コーチが「今はレースですよ!あと少し!あと少し!」と激励のお言葉。

不摂生コーチは酒も抜けてご機嫌な様子。小林は、コーチについていくのがやっと。

最後は毎週の練習会で慣れたトラックに入って、ペースを上げる。

そして、なんとか無事ゴール出来ました(拍手)

記録は目標にしていた2時間切りを大きく上回る1時間50分切り。

沿道から頻繁に聞こえる「なんで4番がここに!?」という声に真摯に答えながら、キロ5分ペースで引っ張ってくれた川村コーチには本当に感謝です!

いや~いいものですねマラソン大会!こうやってランナーが走れるのも、開催してくださった実行委員会の方々やボランティアスタッフや地元の方々のおかげで、改めて感謝いたします。

マラソン大会の前日、事務所で少しパソコン仕事をしていたら、いつものヤマトのドライバーさんが、「明日はお市マラソンなので、午前中指定の荷物は届けられないのでスイマセン!」って仰ったのを聞いて、

改めて「ああ、マラソン大会を開くってこういう事だよな」と。

自宅前の通行止めも含めて、地元の方々が生活への影響を受け入れてくれて、事前の準備や当日の運営に多くの人が関わってくれて、警察や消防の方々に出動頂いて、全国で行われる公道を使ったマラソン大会って、ホントに「みんなで開催する、みんなのためのマラソン大会」だよなと、改めてわかりました。

自分の記録達成を狙っていったり、優勝や入賞を狙ったりすると、人はどうしても自分中心のマインドになっていく傾向が出てくる場合が多いですが、

マラソン大会は、誰かの目標や夢達成のために開催されているのではなく、みんなのために開催されている。

これを忘れてはいけないなと。地域や大会に関わる全ての人への感謝があれば、結果が良くても悪くても開催の不備不満があっても「ありがとうございました。」しか出てこないと思うのですが、それを忘れてしまうと大会への不満や愚痴に繋がるのかなと思います。お金を払っているからとランナー中心のマインドになっている方もいるのかな~と。

ハーフを経験したら次はフルマラソンというプレッシャーをすでに感じている自分ではありますが、地元ではフルマラソンの大会は無いので、どこか別の地域のマラソン大会にお邪魔することになるかと思いますが、その地域や大会主催者や自分が公道を走る準備を整えてくださっている全ての方々への感謝を忘れないランナーとしてランニングを楽しんでいきたいと思います!

そして、走り終わったら一本歯下駄やRIPPOでセルフケアも忘れずに!最後は宣伝でした(笑)

追記:そういや、アップルウォッチを付けて走っていたんですが、アップルウォッチのGPSでは、20kmしか走ってない事になってまして(笑)、走ってる途中も、ちゃんと1km、2kmと正確にピコンピコンと鳴ってる川村コーチのガーミンを見て、やっぱりガーミンだなと、次の日にネットでポチリ。

ガーミンの回し者ではないですが、やっぱりGPSが正確に測れる時計は大事ですね。

これで益々ランニングをそう簡単にはやめられなくなりました(笑)

以上、小林でした。