有限を知る

皆さま、残暑お見舞い申し上げます。小林です。

朝晩は少しづつ涼しくなってきまして、ランニングが心地よい季節になりました。

7月8月は、コロナの感染者数が増えているなかではありましたが、色々とイベントも多く、忙しくさせて頂いた今年の夏でした。この夏に想った事を1つだけ。

*3年ぶりの開催となった郡上踊り。ようやく観る事が出来ました!

ここ2,3年のコロナ禍の影響で、特に純粋な中学生や高校生、大学生など、将来を担う若者が自分達の行動を自粛しすぎているのをよく目にします。しかし、若い時の1時間や1日は本当に貴重です。若い時の1日は、僕らおじさんの3日以上の価値があります。貴重な夏休みもしかり。そんな貴重な時間を、家族や社会のためとはいえ、行動制限や自粛の圧力で何も行動が出来ない学生がいることがとても悲しいです。

僕は仕事を始めたての20代、貴重な5日間と10万円を、迷いに迷ったあげく直感を信じ、初めてのアメリカ視察旅行に使いました。当時はアメリカでサブプライムローン問題(後のリーマンショック)が大きくなりホームレスも増え、治安がどんどん悪くなる。道中で何かあるリスクを考えていたらキリが無いですが、コネも何もない状態でとった自分の行動が後につながり、今では沢山の友人や知り合いがアメリカに出来て、僕のビジネスの中心にもなっています。

*初めてのアメリカ行き・ユナイテッド航空の飛行機

どんな行動にもリスクは伴います。飛行機でも自動車でも事故が起きるときは起きる。病気にかかったりケガをする可能性もある。でも、貴重な若者の時間を考えたときに、コロナに伴う色々なリスクはみんなが思っている以上に小さいのではないかと思います。特に健康な若者であれば。けど、社会の雰囲気が、多くの若者に洗脳に近い行動の自粛を強いているんじゃないかと思うと、本当に悲しいです。

僕はマスクやワクチンの話はよくわからないので専門家に任せてここでは置いときますが、どこかに行ったり、行動出来なかった時間はもう戻ってきません。行動があってこそ成長があると信じる僕からすると、若い世代にとっては行動制限の圧力が一番悪いインパクトなんじゃないかと思います。

お子さんを持つ親御さんには、どうか自分の仕事への影響とかを抜きにして、やりたい事や行きたい所などを後押ししてほしいです。本当に、若い頃の時間は、有限なんです。

*(甲子園決勝前に↑ここまで下書きしてたら、同世代の仙台育英の監督から「青春は密」という言葉が出てビックリ。想いが同じ大人が全国に沢山おられる事が嬉しい。)

前おきが長くなりましたが、今回のテーマ「有限」

仕事柄、色々な経営者や商売人に出会うなかで、真剣にランニングなどスポーツに取り組んでおられたり、自然に関連した事業をされている方って魅力的で気が合うな~と前から思っていたのですが、それを川村コーチにいうと「有限を知っているからですよ!」という答えが。

BTT夏の陣・大会アンバサダーのサウルスジャパン嵜本社長も素晴らしい人格のお方でした。

脳で考える事は無限で、バーチャルやITや金融で無限に色々なものが作れちゃう。でも運動を通して身体の限界を理解されていたり、資源の限りを理解されている方は、ちゃんと有限を知っている。ここが一緒だから気が合うんだろうなと。漁師さんが魚を乱獲しないように気を配っておられるのもその一例。

一本歯下駄やRIPPOも、木材という資源が無くなるくらい売れてもダメ。(そんな事はないですが笑)

ランニングなどスポーツも自分の限界を大きく越えすぎると故障につながる。

地球の資源も、僕達の身体にも限界がある。限界を乗り越えて次の成長へという言葉は、ある程度のレベルなら良いですが、本当の限界を前にしたモノ・コト・ヒトにかけるには無責任すぎる。越えちゃいけない一線もあるということ。

イーロンマスクのクレイジーなところは好きですが、「地球が住めなくなるから火星へ」ではなく「覚悟を決めて地球を守る。逃げない」の方がもっと好きになるかな(笑)

「有限を知る」

皆さまの限りある人生、可能な限り健康でいられるよう、僕達のプロダクトが貢献できますように。

新しいメンバー「ティーフット君」と共に頑張って参りますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

以上、小林でした。